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「今からお前の顔を剥ぐんだァ、いいだろォ!?」オフェンダーが血濡れのククリ・ナイフを右手に、左手で少女の頭を掴み言う。「何をしてる!早く顔の皮をはがせ!」円柱状のフルフェイスメンポを装着したバンドウイルカのアニマルガール、スキャッターが急かした。

(今回の更新について)
なんとなく思いつき、即興で書いた。そのためあまり出来のいいモノではないが、気にしないでほしい。

少女……ダウナーが口許を押さえると、超自然の光が一瞬輝き、メンポが覆っていた。

ピポッ。少女のIRC端末が小気味良いBEEP音を鳴らす。

♯YOROSI49 :: DOLITE :: ドーモ、ダウナー=サン。首尾はどうです?

♯YOROSI49 :: DOWNER :: 今見つけた。

それは黒のPVCレインコートに身を包んだ小柄な少女であり、フードから覗く瞳はカタナのように鋭く、しかし虚ろ。

渾沌。その渾沌を見下ろす影がひとつ。

ネオン看板が「安い」「アカチャンとても凄く」と胡乱な言葉を輝かせ、傘に覆われた雑踏に重金属酸性雨が容赦なく降り注ぐ。ここはネオサイタマ。日本の中心であるメガロシティの、ごくありふれた日常だ。

声が響く。少女は足を止め、振り返る。スーツの男。その右手には燃え盛る赤いスリケン、その左手には、青髪の……

特筆すべきは、その頭。少女の金髪からは、狐めいた耳が生え備わっていたのだ。

その地下実験区域にて、漆黒のPVCレインコートに身を包んだ少女が一心不乱に走り抜けていた。

ウウーン……ウウーン………アラート音が響く。逃げられないぞ、と嘲笑うかのように。

「ハァーッ!ハァーッ!」走る。走る。バイオ溶液溜まりを踏みしめ、飛沫が靴を汚す。

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ますとどんちほー

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